今回手に入れたのは…な、な、なんと!!
Buffet Crampon S1 Baritone Saxophone!!
クランポンのS1と言えば、かのデファイエ四重奏団が初来日の際に全員使用していた名器ですね。
(最初はPrestigeではなかったそうです)
sop.ダニエル・デファイエ
alt.アンリ・ルネ・ポラン
ten.ジャック・テリー
bar.ジャン・ルデュー
という編成でした。
そしてこのバリトン奏者のジャン・ルデューが凄いんです!
デファイエ達も勿論素晴らしいのですが、
彼等の演奏しているリュエフの四重奏曲一楽章の一音目が素晴らしい!
聴いて頂ければわかると思いますが、あのバリトンの低音一発で完全にノックダウンです。
同じ経験をした方も多いのではないでしょうか?
そのルデューが愛したのがこちらのS1という楽器です。
それに彼はブリルハートという白いマウスピースを付けて演奏していました。
ブリルハートといえばチャーリー・パーカーが使用していた事で有名ですね。
S1はソプラノ、アルト、テナーはそこそこ市場に出回るのですが、バリトンは滅多に手に入りません。
これからもどんどん価値があがるでしょう。見かけたら是非吹いてみてくださいね。
写真を見て頂いて分かるかと思いますが、なんと管が逆巻なのです。
更にオクターブキーがネックと連結しています。
現在のバリトンとは全く違う設計で作られているんですよ。
ベルも太い感じがしますね。
このような貴重な楽器を手に入れる事が出来て幸せです。
近々楽器に手を加えてレビューしたいと思いますね!