今回もバリトンサックスの動画です!
前回もレア物でしたが、今回もかなりのレア物!
ということでMarkⅥのバリトンです!
こちらは由緒ある出所の楽器でして・・・
動画の中でも説明しているのですが、
東京ユニオンという日本を代表するビッグバンド、リーダーは故高橋達也さん。
そのビッグバンドに多田賢一さんという方がいて、その方の持ち物だったものです。
このビッグバンドに所属していた一流奏者達が、
今の日本のジャズシーンを牽引していってますね!
縁あって私の所に来ました。大事に使っていますよ。
あえてシルバープレートのセルマーと同じフレーズを最初に吹いてみました。
これで比較しやすいかなと思います。交互に聴いてみてくださいね!
吹いた感じですが、シルバープレートのシリーズ1に比べ、
こちらはトーンが濃密な感じですね!
どちらをメインにしようか真剣に悩むレベルです。
自分の周りでも賛否両論です。
どんな使われ方をしてどんな場所に行って誰と会って来た楽器なんでしょうね。
そういう事を想うとロマンを感じます。
そういう点はヴィンテージの醍醐味です!
最初この楽器を迎えた時は本当に大変だったんですよ…。
まず現状販売だったのでタンポは全滅。
長い間吹かれてなかったのでしょう。
おまけにヘドロのような物が大量に乾燥して張り付いていました。
管体洗浄し分解し整備してなんとか吹けるようにしたのも良い思い出。
うんうん。今ではクラシックでもジャズでもオールマイティにいける優秀な楽器です。
クラシックだとアルノ・ボーンカンプさんが使用してますね。
さてと総評です!
Selmer MarkⅥ SN.16xxxx B.Sax(五段階評価)
- 音色 ★★★★☆
- 見た目★★★☆☆
- 操作性★★★☆☆
- コスパ★★★☆☆
- レア度★★★☆☆
まとめ:音色は流石良いですね。
見た目はラッカー剥げてしまっていますので・・。
操作性は現行品とそこまで変わりませんが、
やはり現代の物とは少しずつ違います。
コスパは良くも悪くもないでしょう。
最近は高騰してますので注意しましょうね。
レア度はそんなに高くありません。
ではなぜこの楽器を使うのか。
それはやはり前オーナーである多田氏の意思を引き継ぐ為です!
勝手に引き継ぎました!イェーイ!